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産学官連携学術交流センター

産官学連携の成果

本学の産官学連携による成果の一部をご紹介しています。

生産科学科

切花をより長く美しく鑑賞するために、新たな保存法の開発を目指す

蔬菜園芸学研究室、花卉園芸学研究室(村上 賢治 教授、今村 智弘 講師)

切花の寿命は1週間程度であり、消費者からは、より長期間の鑑賞が望まれています。またSDGsの観点からも切花廃棄の削減が求められています。そこで本研究では、カスミソウを用いて、自然色を維持した切り花の保存法の開発を実現。フラワーギフトを手掛ける企業で、商品開発に役立てていただいています。

企業DATA

株式会社アプラス(加賀市)

フラワーギフト?ガラス製品?漆器製品などの製造?販売。地域未来牽引企業(経済産業省)に選出。

畜産の復興にむけた研究

動物栄養学研究室(浅野 圭吾 准教授)

牧草地の液状化現象

ヒアリング調査の様子

令和6年能登半島地震で被災した県内の畜産農家の復興?復旧のため、石川県と協力し、畜産農家へのヒアリングや課題の整理を行っています。現在は、地割れや液状化現象の被害を受けた牧草地の復旧方法に関する研究や、断水によって乳生産や繁殖成績がどのような影響を受けたのか、酪農家の協力のもと、長期間のモニタリング調査を行っています。このような技術やデータを蓄積し、復興だけではなく、今後の防災や減災につなげたいと考えています。

環境科学科

再生可能エネルギーを活用し、スマート農業の発展と農村地域の活性化を目指す

環境利水学研究室(瀧本 裕士 教授)

石川県白山市鳥越地区の農業用水を利用して、小規模分散型の地域水力発電を行っています。得られた電力は、イチゴ栽培を行う近隣のビニールハウスに供給され、ハウス内部を暖めるエアコン2機、土壌温度を上げるための温水、さらにIoT(モノのインターネット)技術を使ったモニタリングシステムなどスマート農業に関連する電力需要を満たしています。私たちはこのような再生可能なエネルギーを活用した産学連携の取り組みを通じ、さらなる農村地域の活性化を目指します。

企業DATA

北菱電興株式会社

これまで培ってきた様々な分野での経験やノウハウを融合させ、地域の振興に貢献しています。

株式会社別川製作所

独自のコントロールテクノロジーを駆使して、効率的なシステムと価値あるサービスを提供します。

プラスチックを巡る持続可能な農業と海洋環境保全の両立

土壌環境学研究室(勝見 尚也 准教授)

近年、農耕地で使用されたプラスチック製の農業資材の一部が海洋へ流出していることが問題視されています。そこで当研究室では、関係省庁、全農、化学メーカーと共同で、それらの流出実態の把握、流出防止技術の確立、そして新規代替資材の開発を行っています。

関係先

片倉コープアグリ株式会社、ジェイカムアグリ株式会社、全農いしかわ、環境省、農林水産省

食品科学科

小豆をつかった新しい発酵技術?食品開発

食品分析学研究室(関口 光広 教授)?食品微生物学研究室(小栁 喬 准教授)

小豆に麹菌や乳酸菌を作用させて甘味?酸味の両方を持つ風味の良い飲料を開発するなど、新機軸の食品開発につながる共同研究をしています。発酵物を作るための微生物技術や化学成分分析において協力をおこなっています。

企業DATA

越山甘清堂(金沢市)

金沢市の老舗和菓子企業。酒饅頭を中心とした米麹と小豆の使用技術を端緒とし「AZUKI de HAKKO」プロジェクトを推進する。

酒造好適米「石川酒68号(百万石乃白)」の成分分析

食品素材科学研究室(本多 裕司 教授)

「石川酒68号(百万石乃白)」は県オリジナルの酒造好適米であり, 雑味の少ないすっきりとした味わいの日本酒を造ることができます.「石川酒68号」に含まれる澱粉の構造や性質,蛋白質やアミノ酸を調べてみると、他の酒造好適米と比べて澱粉の構造異なり、雑味の原因となる蛋白質含量が低く、アミノ酸の組成が異なる事が分かりました。

企業DATA

石川県農林総合研究センター農業試験場

農業の試験研究を行い、育種栽培研究部や資源加工研究部があり、新品種の育成や栽培技術の開発を行っています。

石川県工業試験場

工業製品の試験?分析?研究だけではなく、化学食品部もあり、様々な技術支援を行っています。


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